偉大な発明はしばしば綿密な計画の産物だと思われがちですが、実は偶然の産物や失敗から生まれたものも少なくありません。その背景には、意外なストーリーやひらめきが隠されています。この記事では、現代の生活を支える5つの製品の誕生秘話をご紹介します。
1. 電子レンジ|チョコレートが溶けた偶然から誕生!
1945年、アメリカ・レイセオン社のレーダー設置担当技師技術者、パーシー・スペンサーが、レーダー装置のマグネトロンをテスト中、ポケットに入れていたチョコレートが溶ける現象に気づきました。この偶然をきっかけに、マイクロ波で食品を加熱する技術が開発されました。1947年には世界初の電子レンジ「レーダーレンジ」が誕生し、家庭用電化製品として広まるまでに改良が重ねられました。
2. コーンフレーク|放置した小麦が朝食の定番に!
ケロッグ社の創設者であるウィル・キース・ケロッグとジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士によって発明されました。1894年、ケロッグ兄弟は療養者のために健康的な食事を提供する目的で、小麦を煮ていた際に偶然生まれたのがコーンフレークの原型です。小麦粉を火にかけたまま忘れてしまい、カラカラに乾燥してしまいました。それをローラーにかけたところフレーク状になり、それをトーストすることで独特の食感が生まれました。最初は健康志向の人々の間で人気となり、後に一般市場にも広がりました。
3. ポストイット|“失敗作”の接着剤が便利な文具に!
1968年、アメリカの化学者スペンサー・シルバーが、強力な接着剤を開発しようとしていました。しかし、作った接着剤はすぐ剥がれてしまう失敗作でした。この失敗作を破棄せず、逆に活用する方法を模索していた中で、讃美歌のページに挟む紙の栞がたびたび落ちてしまうことに悩んでた同僚のアート・フライがこの接着剤を紙に塗り使用したことが付箋・ポストイットの始まりと言われています。その後、繰り返し貼り直せるメモとして利用するアイデアを思いつきました。
4. バイアグラ|狭心症の薬が思わぬ効果を発揮!
1990年代、製薬会社ファイザーは狭心症の治療薬を開発中でしたが、臨床試験では有効な効果は認められませんでした。ところが、臨床試験に参加した男性から勃起を促進する効果があったとの報告がありました。この副作用を逆手に取って、新しい治療薬「バイアグラ」として商品化し、医療の分野に革命をもたらしました。
5. ポテトチップス|お客のクレームが生んだ人気スナック!
ポテトチップスは、お客の一言がきっかけで生まれました。1853年、ニューヨーク州のレストランで働いていたフランス人シェフのジョージ・クラムが、お客から「フライドポテトが厚すぎる」と苦情を受けました。次にそのお客が来店した際に、極薄にスライスして揚げたのがフライドポテトを出したところ、カリカリした食感が好評を博し、瞬く間に人気商品となりました。
まとめ
偶然や失敗から生まれた製品は、発明者のひらめきや情熱により大きな成功を収めています。それぞれの製品に秘められた背景を知ることで、私たちの生活にさらに豊かさが加わるのではないでしょうか?